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中華カーボン⑫東京-直江津ロングライド

中華カーボンの長距離試走がてら日本海に向けて出発!
今まで東京名古屋や東京仙台などの中距離の行程では一桁国道を使うことが多く、所々トラックからの煽りにうんざりしていたので、今回は丹波隆さんの日本ベストサイクリングロードコース10って本を参考にまったりルートで行こうと考えた。
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出発前に一枚。下手をすれば途中でばらばらになる可能性もあるので・・・
時間の関係で2時45分に家を出たのだが、これが結果的に大正解。
ライトさえちゃんと考えておけば、深夜の郊外の国道はすごく走りやすく、日の出前に川越先の荒川に入り、朝焼けの中誰もいない田舎のCRを音楽垂れ流しでかっ飛ばせた。

荒川CRで熊谷に着き、そこから一般道で真上に北上、利根川にぶつかったらまたCRで高崎へ。
高崎からは碓氷川CRで横川を目指す。
この横川は峠の釜飯発祥の地で、さすがに古い田舎の情緒が満天で雰囲気がある。

ここまでは殆どアップダウンもなく快適そのもの。横川からは今回の行程で最大の登りである旧18号の碓氷峠に挑戦。標高958mで高低差は560m位で距離は16km程らしい。
これまでの行程の疲れと昼飯の時間ということもあり、横川駅から数キロの地点にある、「交流館峠の湯」で温泉につかって、元祖峠の釜飯を頬張り休憩。
ロングライド中の温泉の気持ち良さは格別!!これは病み付きになりそう~~
ここはこれから本格的な登りに入るってあたりにあるので休憩場所に最高だった。

温泉効果も有り、快調に坂を上っていける。斜度としては小仏峠程度か?
右に左にくねくね曲がり、途中途中で廃線になった信越本線の時代を感じる遺構があり、廃墟マニアの自分はたまらんものがありました。
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ちなみにカーブの数は184.各カーブに標識があるので現在どの程度上ったのか把握できる。
ひとーつふた~つと数えていくとようやく峠に到着。
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碓氷峠を越え軽井沢に入ると一気に小洒落た雰囲気に。だが建物や街の雰囲気に反比例して路面状態が悪くてムカつきましたわ。
ここから一気に下りで18号沿いにぶっ飛ばせる。田舎というより郊外の中途半端な町といった雰囲気で面白くないです。ある程度は知ると旧街道に乗れるがここからはいい景色。住んでる人がすごくうらやましい。
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また旧北国街道途中の海野宿っていう宿場町は凄かったです。
川越も真っ青の江戸っぷり。なのにちゃんと住民は生活してお、り中身は英語教室やただの民家などで嘘くさくない生活感がある。


上田市を越えたあたりからは千曲川沿いのCRを走りましたが、だんだんと夜の帳が降りてきてあたりは真っ暗に・・・するとすっごい勢いで大量の虫がライト目掛けて飛んでくるのでテンション激落ち。
千曲市の漫画喫茶に逃げ込み初日終了。

2日目は明るくなってから出発、千曲川CR?と旧街道でスムーズに飯山に着き、千曲川を離れて飯山街道に。ここから今回2度目のヒルクライム開始。
朝から天気はいまひとつだったけど、標高が上がるにつれてポツポツと雨が・・・
名も無き峠を超えた辺りからしっかり降りだしびっしょびしょになりながら新潟入り。
車は殆ど通っていないので雨でも気にせず下りをかっ飛ばす。
上から降る雨よりもタイヤから巻き上げる雨のほうが激しいけど気にせずかっ飛ばす。

新潟はさすが豪雪地帯。民家が豪雪対応で屋根の角度がすごい事になっています。
遠くにはまだ雪が残る日本アルプス的な山々が見えてくる。
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標高が下がると雨も落ち着き、飛ばしているとあっという間に服も乾いていく。
完全に下り終わると程度交通量が多い道に当たるが、道も広くトラックも居ないので快適。
ほぼノンストップで上越入りできた。
はやる気持ちでまだかまだかと進んでいくとついに視界が開けて日本海が・・・
荒い海をイメージしていたけど波も無くおだやかな景色。本州からははじめて見る日本海に感慨深い物があったな。
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日本海の証拠
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帰りは直江津から特急で越後に行きそこから新幹線で東京へ
フルカーボンでも気にせず輪行出来るのは中華カーボンならでは!

結局中華カーボンは途中バラバラになることも無く、一切トラブル無く320km、峠2つの行程を走りきりました。
この事実を持って自分は中華カーボンをこう評価します。
「俺にはもったいない位よく出来た、長距離でも疲れないロードバイクですわ」

【走行距離】320km(220+100)
【走行経路】国分寺-川越-熊谷-高崎-軽井沢-上田-飯山-上越-直江津
【総所要時間】36時間
【乗車時間】17時間
【Av】遅い
【車種、車名】フル中華カーボン クオタタイプ
【日時】5/18-19
【天候】初日晴れ2日目曇り後雨
by spaceage70-2 | 2010-05-29 10:54 | 中華カーボン